マンセンゴ.NET>勝ち組への転換>ドカントの記事を読んで



 前々から気になっていた「ドカント」という情報誌。一応求人情報誌にカテゴライズされるのでしょうが、ノリとしてはお水系求人誌+BigTommorrowみたいな感じですね。いよいよ手に取ってみたのですが、射幸心を煽る記事で紙面は埋まり、金・女・ギャンブル・格闘技・Vシネ・・・と一般男子が大好きな定番の情報が並んでおります。その中で毎回麻雀もバビロンズ(?)のメンツで記事が書かれているようですが、1月号では「目指せゲット100万円」という記事の項目の中で、競馬・パチスロ・オンラインカジノを押しのけ、TOPで麻雀が取り上げられており、年間300万円を仕事帰りに稼ぐ不動産屋のサラリーマンと、年間100万円負ける負け組のクリがサンプルとして取り上げられておりました。そこで勝ち組と負け組の理由にメスを入れ、次のページでは「見知らぬ人から数百万円をブンとってしまえ!」という記事に展開しておりました。(この冒頭部分が筆者の書いたこのホームページの「勝ち組への転換・勝つということは」に酷似した内容だったので、ちょっとビックリしました。)

 閲覧者の皆さんが一番気になるところは「本当に300万稼げるようになるのか?」という点ではないでしょうか。実質まったく不可能な話だとは思いません。ただ短時間だとどうか?という点が気になります。1日2万円を目標に置かれておりましたが、150日これを達成すれば300万到達です。しかし毎日調子がいいというわけにもいかないでしょうから、実際は年間250日ぐらい通わなければならなくなるのではないでしょうか?土日勤務しない会社の年間休日は120日前後になりますから、はっきりいって仕事より多くの日数を麻雀に割かなければならなくなると思われます。
 この話がうさんくささを免れないのは、数字的な収支の表みたいなものを提出しなかったことによるところが大きいと思います。記述の中にやはり負ける日の対応が大事みたいなことがかかれてありましたから、ある程度負ける日もあるわけです。つまり150日2万円勝ち達成しても50日2万円負けると200万円勝ちに留まります。しかも実際はフリー雀荘でがゲーム代のからみで2万円負けるより、2万円勝つことの方がよっぽど難しいことなのです。たぶん19-23時だと半荘5,6回がいいところでしょう。(東風戦なら10回ぐらい打てるか?しかし東風戦なら東風戦しか打たない記述があると思われます)5,6回で2万円というのはかなり難しいことです。年間100日これを達成するのはほぼ不可能なような気がします。
 調子がいい日の着順としてTOP3回、他の順位を1回づつ取ったとして、ご祝儀を抜きにして考えると、1位6000×3=18,000 2位1,000 3位-2,000 4位-5,000 ゲーム代-3,600とすると8,400円浮きです。この成績をずっと続けると、TOP率.500 連帯率.750という成績を年間続けても8,400円づつしか浮かないわけですから300万円到達には357日かかる計算となりますので、ほぼ不可能という判断が下せると思います。
 したがってサンプルの300万円勝ってるサラリーマン氏はおそらく東風戦のウマが2-4以上のレートで打っているのではないかという推測が成り立ちます。だったら雑誌もそのことを克明に書かないと、まったく参考にならない記事になってしまいます。ライターの質が問われる論点の甘い記事だと思いました。(具体的にどうやったら達成できるかが、読者が一番知りたいことなんだから)
 東風戦10回場代500両ウマ2-4で計算してみましょう。TOP4回他の着順2回づつで。 1位7000×4=28,000 2位2,000×2=4,000 3位-3,000×2=-6,000 4位-6,000×2=-12,000 ゲーム代-5,000でし差し引き収支はやはり9,000円ですが・・・。上記の成績は年間TOP率4割 連帯率6割を維持するという条件です。
 「休日は倍以上打つ」「TOP率は5割以上」「ご祝儀の収支が鬼のように浮いている&1枚1,000両の店」「ラス1割以下」などの付帯条件をつけると可能かもしれません。
 むろんこんなことをタラタラ書いていることはネタにマジツッコミをしているカッコ悪いことかもしれませんが(笑)

 むろんレートが高ければこの限りではないでしょう。筆者がある会社に所属していた時、(割と全国に拠点のある会社なのですが)、全社統一の麻雀のルールがあって、異動しても大過なくどこでも打てるようになっておりました(いいことなのか、悪いことなのか・・・)。全社的に多忙極まる業務内容だったので、麻雀好きは仕事を早く切り上げても(といっても21時過ぎぐらいからですが・・・)、終電の24時前位までに終わらせないといけないので、ナガマンなどやっておられず、当然東風戦でした。いやそれだけならいいんですけど・・・以下、社内統一ルール概要。
 ・割れ目アリ。ドラ表示は2種類。(ドラ表示は開門から左へ5枚目と6枚目をオープン。理由は後述)
 ・5筒は赤かろうが黒かろうが全部ドラ(つまり表ドラ通常12枚!)
 ・「北」はサンマのような抜きドラで1枚1ファン(つまり場が進み北が4枚お目見えすると表ドラは都合16枚に・・・)
 ・ウマは沈みウマで2人浮きは10-20。1人浮きは5-10-15。(3人はその逆)浮き沈みの対象は配給原点ではなく、原点(30,000点)。
 ・ご祝儀と別ウマ用にチップが用意され1枚1000両。一発・ウラドラ・トビ・ヤキトリそれぞれ1枚。さらに沈みウマとは別にそのチップで順位ウマ清算、4位→1位4枚、3位→2位2枚。
 ・東と西が場風
 ・風速は2ピン
 さて上記のルールで、(よくあることなのですが・・・)開局子供でリーチをして親に親マンの割れ目を打てばそこで終了になります。トビ者は3人ヤキトリなのでヤキトリ賞は1枚、トビ賞1枚支払い更にウマチップの4枚の都合6枚をまずTOP者に払います。さらに持ち点0のラスで3人沈みなので-45ポイント。2ピンなので9000両の沈み、チップと合わせて5-6分の出来事で15,000両が軽く飛んでいきます。
 上記のケースでTOPの場合は50,000点持ちのTOPですから+70ポイントにヤキトリを3人からもらい+3枚、ウマチップをラスから4枚トビ賞1枚もらうのでチップ計8枚で14,000+8,000=22,000。22,000両がほんのわずかな時間でGETできます。時給ならぬ分給4,400円といったところでしょうか。このルールで3時間もやれば10万両ぐらい、あっという間に動くこともあります。伝説でもなんでもなく、半年のこの麻雀の勝ちだけで車買ったなんて話をよく聞きました。筆者はペーペーだったので、「バクチは金持ってる方が強いんだな」と当初実感してましたが、それでも最終的には年間数十万ぐらいは浮けるようになりました。
 ゆえにこれくらいのルール・レートで割りと長い時間打てるのであれば、年間300万も不可能でない気がします。上記の会社の頃は年間30回ぐらい(月2,3回)しか出来ないので、勝ちも負けも200ぐらいが上限だったような気もします。これ回数が多かったら結構恐い話になるやもしれません。


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