マンセンゴ.NET>勝ち組への転換>牌効率・ツモ順に騙されない考え方「ツモ不順」


  萬子が下記のような形に手牌がなっていたとしましょう(a.参照) この牌姿はカン四萬をずばっと引いて、早く萬子の2面子を確保させたい形でしょうか。でもそんなに簡単にいつもいつもカン四萬を引ければ麻雀はもっと楽でしょうね。

 a.

 カン四萬をズバッと引く自信もないからフォローの八萬を残しているのでしょう。あえて他の色、索子、筒子の全体牌姿を出していませんが、八萬雀頭にして、カン四萬、カン六萬仕掛けてのクイタンも視野に入れての、この形のキープかもしれません。

 a.の牌姿に次に七萬を引くと、考えはどう変わるでしょうか?(牌図b.)他の色の牌を切らないとして、萬子から手をかけなければいけないとして、何を切るか。この七萬引きでパッと見、六−九萬の両面塔子が出来て、カン四萬と心中しなくてすんだ!とばかりに五萬を打つでしょうか。


 b .

 他の色との三色の兼ね合いなどで三萬から打って六萬引きの際に八萬を打てる格好にするかもしれませんね。しかし、クイタンに行く企画がここで五萬から打つことによって潰えてしまいました。(三萬から打つと可能性は残る)その後自分が引く前に九萬がバタバタと切れて3枚とも河に姿を見せると虚しいですよね。
 ではb.の時、七萬でなく九萬を引いてきたら、何を打ちますか?

 c.

 状況的にクイタンも視野に入れているのであれば、ツモ切りしちゃいそうですよね。多分それが受け入れを考えた時にはもっともよいでしょう。
 長々とよく判らない何を切るを提示してしまって申し訳ありませんでした。部分牌姿だけ載せて、何を切るを展開しても実にも何もならないじゃないか。ごもっともです。本題に入りましょう。a.の牌姿に七萬を引いてから五萬を切り、九萬を引いて三萬を切って萬子の上でイーペイコが出来た!よかったですね。神に感謝しましょう。なぜなら逆に九萬から引いてc.の設題のようにツモ切りしてしまうと、本来イーペイコを形成しているはずの七萬がムダヅモになってしまいます(牌図d.)

 d.   捨て牌に

 ここから萬子を切らなければならない場合は、形としてはb.とまったく一緒なのですが、精神的な状態はまったく別モノとなっているでしょう。なにせ六-九萬がフリテン。ええーいと九萬切って、その後四萬引き。一番最初の形ではもっと早く欲しかった四萬が来ても、その時と萬子の上の状態はまったく違ったものになってしまい、この並びシャンポンを温存するのか、他の色との兼ね合いで、どちらか対子落とししていく羽目に陥るか・・・結局イーシャンテン地獄。それも決まった形で引けないのではなく、ツモ順に翻弄されてシャンテン数が伸びないというイーシャンテン地獄に陥ってしまったのです。同じツモをもらいながら、その牌の来る順番が違うだけで、かなりひどいことになってしまうのが麻雀の面白さでもあり、恐ろしさでもあります。
 本来a.の段階で欲しかった七萬や四萬が九萬という予期せぬツモの襲来で、実際にそれを手に入れても価値が暴落してしまっているのです。北米の天候不順でトウモロコシの値は凄い上がっているのに。(←何のコッチャ?)そうなんです、牌効率的見地からすると、九萬は「ツモ不順」なのです。次の例は上と較べるといささかショックは軽いのですが、示唆すべき「ツモ不順」なので例題としてあげておきます。

   ツモ
 筒子の1-4、6受けは残したいと思い、三萬を切ります。うまい打ち方です。四萬が入りました。1-4筒で高目タンヤオのリーチに行きました。1筒をツモって700・1300でした。
 これ六萬を引かずに四萬を引くと、三萬が出て行きませんから確定三色で1筒ツモは2000・4000になってますよね。(つまり六萬の引きは結果的に「ツモ不順」になっている)7筒を切っておけばよかったのか?でも1筒先に引いたら六萬切ってカン四萬に受けますか?大抵の人は三萬切って三色をあきらめますよね。

 つまり牌効率といってもツモ順にかなり踊らされているのです。これを打開する道はあるのか?たとえば筆者は牌図c.の段階の前に九萬引きの対策を考えていると思います。長年天候不順に泣かされてきた農家の人のように、ツモ不順に対しての万全な準備を施しております。七萬引きの可能性と、四萬引きの可能性の比較、及びクイタンに走る場合の上家の打牌候補として四萬や六萬があるのか?という観点から九萬引きの対処法をあらかじめ考えておきます。というより、ここに九萬が先に来るだろうという感覚があるから、そのような対策も頭にあるのです。牌効率に頼る人たちは、そういう感覚に疎い人たちだと思います。
 ツモが来てから考えるのではなく、「ツモ不順」のツモもある程度予測し、それに対する対処法、ツモに従って手を広げるのか、初志貫徹でこの不順後に本ツモが来る可能性の高さを信じて、断固ツモ切りするのか。つまりその時点での牌効率より先の、アガリの効率を常に計るクセをつけているのです。
 上記の三色の崩れも七萬が他に固まっていると読めれば、断固六萬を叩ききれるのです。どうせ四萬しか引かないと思っちゃえるのです。この際の優先順位はそういう読みでの「ツモ不順」な七萬の引きと6筒の引きを今度はテンビンにかけ、その時点で六萬をツモ切ってしまうのか、先に7筒から打つのかを検討すればよいのです。但し7筒から打って1筒を引いたら六萬を打ち、4筒を引いたから両面に受ける、という打ち筋は好ましくありません。(いわゆる三萬を1筒を引いた時のために温存する打法。1筒引きで点数が崩れるためだけに三色に敢て受けるという考え方)麻雀を自分の都合だけで捉えている方でしょうね。読めないはずの天候と立ち向かってゆかねば、生業をたてられないお百姓さんや猟師の方々は気象庁と変わらないぐらい正確に天候を読めるのです。自分の都合とは別のところで収穫量が全然変わってしまうわけですから、真摯に、本能的に天候を読む術を心得ております。我々も煩悩や自己都合を消し去り、「ツモ不順」に対処する抽斗を増やしてゆきましょう。いや、まずは「ツモ不順」となるツモを常に考えられるように意識改革が必要かもしれません。牌効率しか現状意識していないのであれば。

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